戦争を知らない世代が大多数を占める時代
暑い夏、今年は原爆が投下されて80年。戦争を知らない世代が大多数を占める時代になった。
先日、「黒川の女たち」という映画を観てきた。岐阜県黒川村から旧「満州」に渡った黒川開拓団。日本の敗戦直後、団を守るためソ連兵に未婚の18歳以上の女性を「性接待」に差し出した話しです。帰国後も女性たちは偏見と差別を受け苦しめられた。
たまたまですが、100歳になる女性の話も聞く機会もあった。10代で結婚し子どもを授かったが生まれて5ケ月のとき、旦那さんは徴集されフィリピンで戦死し、現在でも遺骨が戻ってないとの事でした。苦労をしたのではないかと思いながら話を聞きました。
また、90歳の女性からは、子どものころ台湾で暮らしていたが、特攻で飛びたつ前日には、軍人さんが民家を訪ねてで夕食と翌日の朝食を頂くということがあり、お母さんとできるかぎりの接待をしたそうです。話してくれた女性は当時10才。2人若い兵隊さんに挟まれて川の字になって寝た。
翌朝、兵隊さんから内地の親御さんに手紙を届けてほしいと父親に託し軍隊に戻ったそうです。(隊では本音が送れなかった) 同じ、90歳の人のお話ですが、東京が危ないと土浦に疎開し尋常少学校に通って5年生の軍国少年で、教育勅語は暗記していたがたまたま一部を間違えたらこっぴどく殴られた。この年になっても理不尽さを感じていると話していました。
今年は日本の戦争の話を聞く機会が多くありましたが、ウクライナやガザ地区の胸の痛む戦争映像を見るにつけ日本でもアジアの人々に加害をし被害も受けた歴史を知ることの大切さを感じた暑い夏だ。
理事 榎本文夫
2026hikozabin74



