子どもが抱えている問題
報道では小中学生の不登校が35万人、より痛ましいのは小中学生の自殺者が 500名を超えるということです。
街の中を歩いていると多くの学習塾が並びます。掲示板にはテスト対策、点数アップ、難関校への合格者数などの塾の宣伝が並びます。多くの小中学生が通っています。経済的な理由、健康、塾の雰囲気になじめないなどの理由によって塾に行けず寂しい気持ちの子もいることでしょう。そのような子どもに助けになればとの思いから10年ほど前に「無料塾ひこざ」を開設しました。当初は数学、国語、英語などの学力の向上が目標でした。しかし大学生と小中学生が一対一で向き合って話し合ううちに、父親や母親との関係、兄弟姉妹との関係、友人関係、学校の規則など生活上の様々な問題で相談されるようになりました。
毎月の事務局会議では日常の連絡事項の打ち合わせで終わってしまいます。小中学生一人一人の様子をより詳しく知る目的で、学習支援に当たっている大学生と会場の準備・清掃、軽食の準備をしているスタッフの懇親会を開催しました。さりげなく学習し、遊んでいる小中学生が実は深刻な生活条件を身にまといながら生活していることが分かりました。一つ一つの事例について真剣に相談にのって欲しいと思います。完全な解決に至らなくても、大学生のお兄さん、お姉さんに相談にのってもらったという経験は社会で生きて行く上できっと大きな支えになることでしょう。
大学生にしても、スタッフにしても、また無料塾ひこざそのものにしても、地道な活動を続けていきたいと思います。
理事 石川巖
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